入居申込書にある転居理由は、どう書くべき?
引越し先が決まったら、まずやることは入居申込書の記入です。
入居申込書には「転居理由」の記入欄があります。
人によって理由はさまざまなので、一言で説明するのが難しいときによくある転居理由の書き方をまとめました。
この記事では、一人暮らしをするときの転居理由の記載例と印象の悪い例をご紹介します。
不動産会社に勤め、見てきた実例をご紹介します!
【記載例】入居申込書の転居理由の書き方
入居申込書は、審査時にチェックされる大事な書類ですので、様々な理由にあわせて簡潔に書ける例をお伝えします。
審査時にあれこれ詮索されるのは、わずらわしいですよね。
審査に時間がかからないように、わかりやすく理由を書きたいな。
不動産会社やオーナーは、書面上でしか「この人はどんな人か」を判断できないので、丁寧で簡潔に記入することが必要となります。
転居理由① 就職・進学
内定が出たり、大学や専門学校に合格し一人暮らしを始める場合は「就職・進学」と記入します。
特に3月〜4月は、地方から引越する人が多く、よくある転居理由です。
転居理由② 転勤・異動
勤めている会社の指示で勤務先が変更になる場合は「転勤・異動」と記入します。
単身者や家族で引越をする人のどちらもよくある転居理由です。
転居理由③ 実家を出たい
何らかの理由で実家を出て、一人暮らしを始める場合は「独立のため」と記入します。
引越をすることで「勤務先が遠くなる」「収入が低い」など申込書上で、つじつまが合わない場合は不動産屋から質問を受けることもあります。
よくある転居理由ですが、なぜ引越する必要があるのか疑問を持つことも多いです。
その際は、「実家が手狭になった」「自立したい」など説明しておけば審査結果に直接的に関わることはないでしょう。
転居理由④ 離婚
諸事情により離婚する場合は「離婚のため」と記入します。
この場合は必ずしも正直に記入する必要はないです。
ですが、健康保険証には配偶者の氏名が記載されているなどがある場合は、正直に記入しておいたほうが話がスムーズかもしれません。
提出書類は事前に確認しておきたいですね!
申込書と併せて身分証写しを提出したときに、不動産屋側は「離婚かな」と推測し本人へ確認を取ることになります。
最初に伝えておいたほうが、手続き上はスムーズかもしれません。
転居理由⑤住宅設備のアップグレート
今住んでいる家の設備や広さに不満があり、今よりも高い家賃の家へ引越をしたい場合は「住宅設備のアップグレード」と記載します。
長く住んでいると、現状の家に不満が出てきたりするものです。
賃貸暮らしをしていると、そういった理由で引越をすることはよくあります。
転居理由⑥ペットを飼う予定がある
ペットを飼育するために、引越をする人の転居理由は「ペット飼育のため」と記入します。
賃貸物件は、ペットの飼育が認められているところでなければ、飼うことができないためペット可物件へ引越する必要がありますね。
そういった場合も、転居理由としては自然なものなので申込書には正直に記入しましょう。
入居申込書に記入すると悪い印象になる転居理由
以下のような理由で引越を検討している場合は、あまり印象が良くないかもしれません。
印象が悪い転居理由
現住居に対する不満が転居理由だった場合、それを正直に記入すると印象が悪い可能性があります。
(例)騒音トラブル・近隣トラブル・現住居の不動産屋の対応が不満
現住居に対する不満があって引越する場合は、オーナーや不動産屋からすると「ちょっと神経質な人なのかな」と不安要素となります。
不動産屋は審査時にはこういった視点で入居申込書を見ます。
- 入居後にトラブルを発生させたり、クレーマー化しないか
- 長く住んでくれるか
近隣や設備トラブルなどが原因で部屋を探す際は、引越先の条件として事前に不動産屋に伝えた方がよいでしょう。
しかし、入居理由としてはマイナス面が大きすぎます。
引越のきっかけとしてご自身の状況と合致する場合は「住み替え」や「更新のため」といった書き方もあります。
入居申込書の転居理由の書き方まとめ
一人暮らしをするときに、入居申込書へ記入する転居理由をまとめました。
これらは一般的な転居理由になります。
個人の事情によっては、この4つに当てはまらない場合もあるかもしれません。
そういった場合は、簡単に不動産屋へ一言説明をしておくとよいです。
転居理由が何かしらの近隣トラブルが原因だった場合、審査時の印象に関わる場合もあります。
正直すぎるものあまり良くないかも・・・
入居申込書の転居理由には、気負いすぎずシンプルにわかりやすく記入することがベストです。
スムーズに入居審査を完了させて、新生活のスタートダッシュが切れるよう応援しています!
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